Pythonのコメントアウト

はじめに

プログラムを書くとき、コードの一部を一時的に無効にしたり、コードの意味を説明したりしたいことがあります。
そんなときに使うのが コメントアウト です。
コメントアウトは、Pythonに「ここは実行しなくてよい部分です」と伝える役割があります。

コメントアウトの書き方

1. 一行コメント

行の先頭に # をつけると、その行は実行されません。



# これはコメントです
print("こんにちは")  # ここもコメントです

  • 上の例では、# これはコメントです はプログラムとしては無視されます
  • print("こんにちは") の後のコメントも同様に無視されます

2. 複数行コメント(実質)

Pythonには厳密な複数行コメントはありませんが、三重引用符(""" または ''') を使うことで複数行の説明を入れることができます。



"""
これは複数行のコメントのように使える部分です。
プログラムには影響しません。
"""
print("Pythonでコメントを使う例")

  • この方法は、ドキュメンテーション文字列(docstring)として使われることもあります
  • 普通のコメントとしても、複数行にわたる説明を書きたいときに便利です

コメントアウトの活用例

  1. コードの意味を説明する


# 変数に年齢を入れる
age = 20

  1. 一時的に処理を止める


# print("この行は一時的に実行したくない")
print("この行だけ実行されます")

  1. メモとして残す


# TODO: 後でここに関数を作る

コメントを書くことで、自分や他の人がコードを理解しやすくなる効果もあります。

まとめ

  • コメントアウトはコードの実行に影響を与えない説明文
  • 一行コメントは # を使う
  • 複数行のコメント風には三重引用符 """ または ''' を使う
  • コメントは、コードの意味を説明する、メモを残す、実験的にコードを止める などに役立つ

コメントをうまく使うことで、後から見てもわかりやすいプログラムになります。

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