Pythonの変数とデータ型をやさしく解説

はじめに

プログラミングを始めると必ず出てくるのが 変数データ型 です。
「なんとなく聞いたことはあるけど、具体的にどう使うの?」と思う方も多いでしょう。
この記事では、Pythonでの変数とデータ型の基本をやさしく解説していきます。

変数とは何か

数とは、データを入れておくための「箱」のようなものです。
名前を付けて値を入れておくことで、あとから何度でも使うことができます。



# 変数に値を入れる
name = "Alice"
age = 20

  • name という箱に "Alice" という文字を入れました
  • age という箱に 20 という数字を入れました

変数の名前は、英字・数字・アンダースコアを使えますが、数字で始めることはできません。



# 正しい例
user_name = "Alice"
score1 = 50


# 間違った例(数字で始まる)
1score = 50  # エラーになります

データ型とは何か

データ型とは、変数に入れるデータの種類のことです。
Pythonでよく使うデータ型をまとめます。

1. 数値型(int, float)

  • int:整数(例:1, 100, -5)
  • float:小数(例:3.14, -0.5)


x = 10      # int
y = 3.14    # float
print(x + y)  # 13.14

2. 文字列型(str)

文字や文章を扱う型です。"" または '' で囲みます。



greeting = "こんにちは"
name = 'Bob'
print(greeting + " " + name)  # こんにちは Bob

3. 真偽値(bool)

True または False の2種類だけの値です。条件分岐などで使います。



is_student = True
is_teacher = False
print(is_student and is_teacher)  # False

4. リスト(list)

複数のデータをまとめて扱える型です。



fruits = ["りんご", "みかん", "バナナ"]
print(fruits[0])  # りんご(0番目の要素)

5. 辞書(dict)

キーと値の組み合わせでデータを管理できます。



person = {"name": "Alice", "age": 20}
print(person["name"])  # Alice

まとめ

  • 変数はデータを入れておく「箱」
  • データ型は箱に入れるデータの種類
  • Pythonには数字、文字列、真偽値、リスト、辞書など様々なデータ型がある

これらを理解すると、プログラムの中でデータを自由に扱えるようになります。
まずは簡単な変数を作って、数字や文字列を操作してみると良いでしょう。

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